シンガーソングライターの谷村新司さんが先日お亡くなりになりました。
彼の偉業をたたえ、死を悼む多くの記事が出回る中、一つ気になる記事を見つけました。
《哀悼秘話》谷村新司さんを悩ませた「家族関係」、絶縁した長男は葬儀に出席せず
なんでも、谷村氏の経営する事務所で取締役を務めていた長男(既婚、2児の父)が、事務所のトイレで数回にわたり女性職員を盗撮していたのだという。谷村氏は、事件が明るみに出ないよう、事務所のスタッフに頭を下げてまわり、長男を解雇、絶縁することで、事件をもみ消したようだ。
なんだか私の通っていた教会牧師の家庭と似ている。牧師の娘婿はポルノ中毒だ(まだ明るみにはなっていないが)。しかし牧師は、自分の娘婿が教会の女性信者(私)に猥褻画像を送りつけていることなどつゆ知らず、彼を重宝して、仕事を手伝わせ、彼の働きを賞賛し、最近の牧師の著書には、娘婿への献辞まで載せてしまっている…。
おやおや、「生きている人間宛の献辞は今後その人物がどう変化していくかわからないから危険だ」と本人が言っていなかったか?これで娘婿のスキャンダルが発覚したらどうするんだろう?超恥ずかしいだろうなぁ。と思ったけれど、まぁ、それは置いておいて。
似てますよね。
谷村新司氏は、子供に厳しくて世間体を大事にするお父さんだったのではないかな?偽善の家庭だったのではないのかな?きっと世間には息子の素晴らしさをアピールしていたと思いますよ。それで取締役にまで据えたんでしょうね。そして自ら頭を下げて息子の尻拭いまでしてあげる(自分の世間体を守るためなんでしょうけど)。
谷村新司=牧師
長男=娘婿
仕事を与える(取締役に据える=教会と執筆業の重鎮にする)
自社内で迷惑行為=教会内で迷惑行為
いつか娘婿の迷惑行為が発覚したら、娘と離婚させて絶縁にするのかね?そして本に書いてしまった献辞を消して回るのかね?
素晴らしい本をたくさん執筆して、素晴らしい説教をして、素晴らしい牧師を演じていても、身近な人が見えていない。
どうなんだろうね?
聖書の勉強をさせてもらったことには感謝しています。しかしそのおかげで、牧師のおかしなところがよく見えるようになってしまった。教会のおかしなところもよく見えるようになってしまった。牧師や教会のおかしなところを指摘すれば牧師も教会員(ほぼ全員牧師の親戚と家族)も機嫌を損ねる。他人の話は謙虚に聞けない。
そうならぬよう、自戒も込めて。