アル中(アルコール依存症)だった夫

私の夫はアルコール依存症でした。
病院で診断してもらったわけではないですが、毎日ウォッカを一瓶(700ml)飲み干しては、私や子供を怒鳴り散らしていました。それはそれは地獄のような日々でした。

私の苦しみは、夫が「アルコール依存症」という病気だと気づいたときから倍増しました。
「病気なのだから治療に向かわせなければ」
「病気が治れば幸せな生活が戻る」
「どうにか夫に病気であることを自覚させねば」
「お酒をやめさせなければ」
「病院に行ってもらわなければ」
そんなことばかり考えて、夫を変えることばかりを考えて、一人苦しんでいました。

夫に「あなたはアルコール依存症なのだから、治療に行こう」などと言おうものなら「俺は病気じゃない。今も昔も変わらない!」と拒否られ、最後には怒鳴り合いの喧嘩になるばかり。

苦しくて苦しくてたまりませんでした。

そんな夫がお酒をやめて、2年半が過ぎました。夫は2019年の11月19日から一滴たりとも飲んでいません。私自身のことではないので、自信を持って「もう大丈夫!」とは言えませんし、今も時々、夫が飲酒をする夢を見て、大泣きして目が覚めることがあります。それでも生活は本当に穏やかになりました。アルコールのせいで切れかかっていた夫婦の絆や親子関係も修復され、改善されました。

夫は病院にもAA(アルコホーリクス・アノニマス)のような自助団体にも通いませんでした。
ではどうやって、夫はアルコール依存症から抜け出すことができたのか?
同じように悩む方に、私の体験を共有したく、このカテゴリを作りました。
私の経験が、誰かの役に立てたなら、それほど嬉しいことはありません。

夫のアルコール依存症に気づき、なんとか治したいと思っている方…。今この瞬間も、ものすごく苦しんでいる方…。
私も地獄の苦しみを味わいました。
あなたは一人ではありません。

夫がお酒を断ってくれるまで。平和な暮らしを取り戻すため。
一緒にがんばりましょう!