THE FIRST SLAM DUNK

ようやく見ました。スラムダンクの映画。スラムダンクを知らない人が観て「よかった」と言っていたので、ちょっと気になっていたのでした。
私はスラムダンクファンというほどスラムダンクが好きなわけではなかったけれど、小学校高学年の時にジャンプで連載が始まって、感化されてバスケを始める男子が急増して、誰かの家に遊びに行けば高確率で単行本があって、アニメも始まって、エンディングの大黒摩季の曲も流行って… と思い切りリアルタイム世代なので、それなりにスラムダンクのことは知っている。本当に大人気の漫画だった。井上雄彦の画風も、当時の少年漫画では画期的だったと思う。

さて、桜木花道、流川楓、赤城剛憲、三井寿、宮城リョータの主要登場人物の中で、私の推しは宮城リョータでした。スラムダンクファンではないので、原作を全部読んでもいないし、アニメを全部見てもいません。ただ、人の家で読んだ漫画だったり、たまたま読んだジャンプだったり、たまたま見たアニメの中で、気に入った登場人物がリョータだったわけで。

で、この映画は宮城リョータが主役だったんですね…。なんと。

正直、がっかりしました。見なきゃよかった。
暗い!
リョータは明るい、ギャグ要員みたいなところがよかったのに。なんなのこのシリアス映画は!
出るか出るか?と待っていた「アヤちゃん❤︎」も一切なし。
こんなのリョータじゃない〜。

声優さんたちも正直スラムダンクのイメージに合わずがっかり。花道の声が低い、暗い。花道の「リョーちん」もなし。
こんなの花道じゃない〜。


なんだか、久しぶりに見たスラムダンクのショックが大きくて、いやいやスラムダンクはこんなんじゃない感がものすごく、原作漫画を一気に読んでしまった。

面白かったです。

私のスラムダンクのイメージはこっちの原作なんだよなー。とにかく明るくて、流川や三井寿もバスケはすごいんだけどアホで、リョータや花道と一緒にバカなことやって、ゴリにゲンコツくらって…。

他校のライバルもみんないいキャラしてて、悪者がいなくて、試合に勝っても負けても後味がいいんだよね。

しかし、原作一気読みしてみたら…。
私はファンじゃないので、原作を最後まで読んでいないし、アニメもあんまりみたことないし…。と思っていたのだけれど、けっこう覚えている登場人物やシーンが多くてびっくり。山王の話なんて最後の方で、原作もアニメも絶対見てないと思うのだけれど、深津が語尾を現ブームの「ピョン」から前ブームの「ベシ」に間違えるシーンとかなぜか覚えていて、私どこでこれ読んだんだろ?と謎。けっこう読んでたのかな、私?

でもやっぱりあの頃の漫画っていいね!と思ったのでした。
(自分の青春時代の漫画だからそう思うだけの話だろうけど)


ところで、映画のタイトルTHE FIRSTは、宮城リョータのポジションが1番PG(ポイントガード)だからでしょうかね?となると次は2番SG(シューティングガード)の三井か?まぁ、見ないけど。