毒親で良かったこと1 独立編

毒親育ちで良かったこともあります。

小さい頃から親の顔色を伺って、親に腹を割って相談したことも、甘えることもできなかった私は、早くから精神的にも金銭的にも独立することができました。

はっきり言って、親が一番頼みごとをしづらい存在です…(同じ家で育っても、兄は何かと親を頼っています。母親の対応が、私と兄では明らかに違ったので、兄にとっては母は頼れる存在のようです…)。
なので私は、「親に頼るまい」と生きてきました。

健全な親子関係であれば、親としては子供に頼られたいですよね。私も子供に頼ってもらいたいですし、できることはなんでも協力したいと思います。
私の親も、頼られるのは嬉しいみたいですが、それは「やってあげた」という自己満足が得られるから、のようで…。本気で子供のため、孫のためを思っての行為ではなさそうです。その証拠に、何かあると「あの時あれほど助けてあげたのに」という恩着せがましい発言をします…。親に頼ると何かと代償が大きいので、私は親を頼りたくはありません…。

もちろん私の心の奥底には、もっと親に甘えたかった、頼りたかった、いろんな話をして人生を共有したかった、という思いもあります。しかし無い物ねだりはできません。こればかりは諦めるより仕方なく、自分がしてもらえなかったことを自分の子供に返すのみです。

さて、ここイタリアでは、人々は子供を甘やかしすぎる傾向があり、そのせいでダメな大人を量産しているようにも思えます。甘ったれた大人を見てイラっとすることも多々あります。「甘ったれてんじゃねーぞ!」と(笑)。
毒親のような育て方は全く賛成できないけれど、親に頼ってばかりもどうかと思うので、さじ加減が難しいですが、自分できちんと独立した人生を生きられる子供に育てていけたらな、と思います。

難しいけど…。神様、どうかバカな私にお知恵をお貸しください…。amen

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