牧師も毒親説 その2

牧師夫婦の間には会話がない。
それが発覚したのは、私が教会の居心地が悪くなって、こうこうこういう理由でしばらく休みます、と牧師の妻に連絡を入れた時。

牧師の孫が生まれて3週間ほど経った時、孫が初めて教会に来ることになった。そこで前日の土曜日に、牧師は次のようなボイスメッセージを教会のグループチャットに入れた。「孫に近づきたい人は手洗い、マスクを徹底するように」
イタリアでは当時、マスクの着用義務は既になくなっていて、どこへでもノーマスクで行けるようになっていた。私も、特に子供達のマスク着用が無くなったことにものすごく安堵していた矢先のメッセージだった。
しかも、この教会は極小で、当時通っていたのは牧師夫婦、娘夫婦、娘婿の両親、牧師の母親、私の家族4人、初老の女性のみ。初老の女性はグループチャットは好まないということでチャット内にいなかったので、このグループチャットのうち親戚でないのは私の家族のみ。つまりこの牧師のメッセージは、私たち家族に宛てたものとも言える。だってその他のメンバーはもうとっくに孫に会っているのだから。
兎にも角にも、もう子供にはマスクをつけさせたくなかった私は、何もかもが面倒になって、「そんなにウィルスが心配なら、心配がなくなるまでお互い離れていましょう」という理由でしばらく教会を休むことにした。

すると牧師の妻は「え?何がどうなってるの?ごめんなさい、私はまだ牧師(夫)のメッセージ聞いてないからわからない」と返事をしてきた。

おいおい、教会のメンバーにマスク着用のお触れを出すのに、夫婦間で相談してないの?
それとも彼女は何も知らないふりをしているの?
どちらにしても健全ではないけど。

そういうわけで、牧師にも、その妻にも、それぞれ理由を説明しないといけない。
これも私の両親そっくり(こちらもどうぞ)。

よくわかりました。
この二人に夫婦の会話はないのです。
必要事項は携帯電話のチャットでやり取りしているようです。

以上